JP1/NNM(クラスタ)の構築

参考マニュアル:
JP1 Version 12 ネットワーク管理 基本ガイド
JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド
JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


ドメインコントローラ: mmm161 Windows Server 2012R2 iSCSIターゲット
マネージャーホスト(プライマリ): mmm162 Windows Server 2012R2 NNMi SSO
マネージャーホスト(セカンダリ): mmm163 Windows Server 2012R2 NNMi SSO

 


--前提
ドメインコントローラ:
CPU: 2コア
メモリ: 4GB

マネージャーホスト:
CPU: 2コア
メモリ: 6GB

 

【1】前準備

1. ActiveDirecotryのインストール[mmm161で実施]
サーバの役割の追加から「ActiveDirecotryドメインサービス」を追加
「このサーバーをドメインコントローラーに昇格する」で、ドメインコントローラーに昇格

ルートドメイン名: contoso.com


2. ドメインへの参加[mmm162,mmm163で実施]
DNSサーバーとしてドメインコントローラのIPを指定
システムのプロパティからドメインに参加

 


3. iSCSIターゲットの構成[mmm161で実施]
共有ディスク20G追加
iSCSIターゲットサーバー役割サービスをインストールする
iSCSI仮想ディスクを追加し、iSCSIターゲットを構成する

 

4. iSCSIイニシエータの構成[mmm162,mmm163で実施]

5. フェールオーバークラスタリングの追加[mmm162,mmm163で実施]
役割と機能の追加で、フェールオーバークラスタリングを追加
フェールオーバークラスター構成の検証


6. DNSマネージャで前方参照ゾーン、逆引き参照ゾーンに下記エントリ追加[mmm161で実施]
mmm160 192.168.137.160


【2】NNMiインストール[mmm162で実施]

SNMP Trapサービスを「無効」
役割と機能の追加で、SNMPサービスを追加
環境変数のTEMPとTMPに設定された値が同じことを確認
コンソールからNNMiインストール

【3】NNMiセットアップ[mmm162で実施]

ovstop -c
nnmchangesyspw.ovpl
ovstart -c
ovstatus -c

動作確認
http://192.168.137.162:80/nnm/


【4】NNMi設定のバックアップ[mmm162で実施]

mkdir C:\nnmbackup
nnmbackup.ovpl -scope all -target C:\nnmbackup


【5】データの共有ディスクへのコピー[mmm162で実施]

ovstop -c
cd "C:\Program Files (x86)\Hitachi\Cm2NNMi\misc\nnm\ha"
nnmhadisk.ovpl NNM -to Y:


【6】NNMiのHA設定[mmm162で実施]

1. 役割と機能の追加で、
[リモート サーバー管理ツール]
→ [機能管理ツール]
→ [フェールオーバー クラスタリング ツール]
→ [フェールオーバー クラスター コマンド インタフェイス] を追加


2. フェールオーバークラスターマネージャからクラスターの作成
クラスター名: cluster01
HAクラスタ仮想IPアドレス: 192.168.137.164

※HAクラスタの仮想IPアドレスとHAリソースの仮想IPアドレスは異なる値にする必要がある


3. NNMi HAリソースグループ作成
cd "C:\Program Files (x86)\Hitachi\Cm2NNMi\misc\nnm\ha"
nnmhaconfigure.ovpl NNM

HAリソースグループ: jp1ha1
仮想ホストの名前: mmm160
共有ファイルシステムのタイプ: disk
マウントするディレクトリ: Y:


4. フェールオーバークラスターマネージャから
jp1ha1-APPのプロパティを開き,[ポリシー]タブを押下する。
[リソースが失敗状態になった場合は,現在のノードで再起動を試みる]が選択されていることを確認し,[指定期間内での再起動の試行回数]を0に設定する。
[再起動がすべて失敗した場合は,指定した時間(hh:mm)後にもう一度再起動を開始する(S)]にチェックがある場合は外してください。

5. [サービス]で[NNM Trap Receiver]および[NNM Trap Receiver Manager]を手動

6. クラスタサービスを再起動
net stop ClusSvc
net start ClusSvc


7. NNMi HAリソースグループ起動
cd "C:\Program Files (x86)\Hitachi\Cm2NNMi\misc\nnm\ha"
nnmhastartrg.ovpl NNM jp1ha1


【7】NNMiインストール[mmm163で実施]

SNMP Trapサービスを「無効」
役割と機能の追加で、SNMPサービスを追加
環境変数のTEMPとTMPに設定された値が同じことを確認
コンソールからNNMiインストール

【8】NNMiセットアップ[mmm163で実施]

ovstop -c
nnmchangesyspw.ovpl
ovstart -c
ovstatus -c

動作確認
http://192.168.137.163:80/nnm/


【9】NNMi設定のリストア[mmm163で実施]


mkdir C:\nnmbackup

nnmrestore.ovpl -force -partial -source C:\nnmbackup\nnm-bak-20200119051953

【10】NNMiのHA設定[mmm163で実施]

1. 役割と機能の追加で、
[リモート サーバー管理ツール]
→ [機能管理ツール]
→ [フェールオーバー クラスタリング ツール]
→ [フェールオーバー クラスター コマンド インタフェイス] を追加

2. NNMi HAリソースグループを設定
ovstop -c
cd "C:\Program Files (x86)\Hitachi\Cm2NNMi\misc\nnm\ha"
nnmhaconfigure.ovpl NNM


3. [サービス]で[NNM Trap Receiver]および[NNM Trap Receiver Manager]を手動


4. 設定確認
cd "C:\Program Files (x86)\Hitachi\Cm2NNMi\misc\nnm\ha"
nnmhaclusterinfo.ovpl -group jp1ha1 -nodes

5. クラスタサービスを再起動
net stop ClusSvc
net start ClusSvc


6.動作確認
http://192.168.137.160:80/nnm/


-- NNMiをメンテナンスモードにする

type nul > C:\ProgramData\Hitachi\Cm2NNMi\hacluster\jp1ha1\maintenance

-- NNMiのメンテナンスモードを解除する

del C:\ProgramData\Hitachi\Cm2NNMi\hacluster\jp1ha1\maintenance


-- クラスタ情報を取得
cd "C:\Program Files (x86)\Hitachi\Cm2NNMi\misc\nnm\ha"
nnmhaclusterinfo.ovpl -all

 

【11】SSOのインストール[mmm162,mmm163で実施]

【12】実行系SSOクラスタ環境の構築[mmm162で実施]

1. SSOが起動していないことの確認
ssostatus

2. SSOクラスタ環境の設定
mkdir Y:\SSO
cscript.exe "C:\Program Files\HITACHI\JP1SSO\bin\ssoclustersetup.vbs" -construction -primary Y:\SSO 192.168.137.160

3. クラスタ制御スクリプトの作成

mkdir C:\sso_cluster
cd C:\sso_cluster
copy "C:\Program Files\HITACHI\JP1SSO\sample\ha\sso_cluster.vbs" .


4. リソースグループへのSSOリソースの追加

フェールオーバークラスターマネージャからSSOリソースを追加

リソースの名前: jp1cm2sso
リソースの種類: 汎用スクリプト
リソースの依存関係:
NNMiリソース: jp1ha1-APP
論理IPアドレス: jp1ha1-IP
共有ディスク: jp1ha1-mount
スクリプトファイルパス: C:\sso_cluster\sso_cluster.vbs
保留タイムアウト: 25(分)
指定期間内での再起動の施行回数: 0(回)
DeadlockTimeout: 1800000(ミリ秒)

cluster.exe res jp1cm2sso /prop DeadlockTimeout="1800000"

5. NNMiへの接続情報の追加


ssonnmsetup -add -user system -password Aaa!1234 -port 80


【13】待機系SSOクラスタ環境の構築[mmm163で実施]

1. SSOが起動していないことの確認
ssostatus

2. SSOクラスタ環境の設定

cscript.exe "C:\Program Files\HITACHI\JP1SSO\bin\ssoclustersetup.vbs" -construction -secondary Y:\SSO

3. クラスタ制御スクリプトの作成

mkdir C:\sso_cluster
cd C:\sso_cluster
copy "C:\Program Files\HITACHI\JP1SSO\sample\ha\sso_cluster.vbs" .

【14】SSOリソース起動[mmm162で実施]

フェールオーバークラスターマネージャからSSOリソースを起動

 

【15】SSOのセットアップ[mmm162で実施]


1. SSOのインシデント定義をNNMiに設定

nnmconfigimport.ovpl -u system -p Aaa!1234 -f "C:\Program Files\HITACHI\JP1SSO\incident\ssoincident.def"


2. SSOのURLアクション定義をNNMiに設定

nnmconfigimport.ovpl -u system -p Aaa!1234 -f "C:\Program Files\HITACHI\JP1SSO\urlaction\ssourlaction.def"


3. SSOコンソールでのユーザ認証用のユーザを登録

ssoauth -delete -user administrator

ssoauth -add -user system -password Aaa!1234


4. コミュニティ名を設定


notepad "C:\Program Files\HITACHI\JP1SSO\conf\ssosnmp.conf"

 

#
# ssosnmp.conf
#
# FORMAT
# Category:IPaddress:GetCommunity:SetCommunity:TimeOut:Retry:Port:Proxy:SNMPVersion:UniqueName:
#

# 1. Specific Hosts

sso-ex:192.168.137.182:public:secret:20:3:22161::2::
sso:192.168.137.182:public:secret:20:3:22161::::

# 2. IP Address Wildcards

# 3. Default

sso-ex:*.*.*.*:public:secret:20:3:::2::
sso:*.*.*.*:public:secret:20:3:::::
sso-ex:[*:*:*:*:*:*:*:*]:public:secret:20:3:::2::
sso:[*:*:*:*:*:*:*:*]:public:secret:20:3:::::


ssoapcom -r

ssocollectd -r

 

【16】WebGUIの設定